賃貸保証会社へ登録できない
自己破産の前に分譲マンションの住宅ローンの滞納により、任意売却し賃貸マンションに
引っ越しをすることになった。自己破産手続きと並行しての引っ越しで、困ったのが
不動産会社での申込みの際、賃貸マンションの契約者が私の名前では登録できないとのこと。
賃貸保証会社に契約者の名前を登録する際、信用保証協会の審査に通らないということになり
やむなく嫁の名前で賃貸保証会社に登録し、無事に契約をすることができた。
当然のことだが、自己破産による金融事故をおこした人物は社会的な信用を全て失う。
自己破産をすれば、クレジットカードをもてなくなることはわかっていても
こうしてこれまで当たり前のように契約できていたことができなくなる
厳しい現実を知る機会となった。
携帯電話の契約さえ不可
破産管財人による家計簿チェックで、携帯電話の契約を格安携帯に乗り換えることになり
携帯ショップでの申込みの際のこと。スマホ本体を分割して支払うことになるのだが、
やはり賃貸マンションの契約の時と同じく、私の名前では登録できない。ここでも
嫁の名前を使って契約するしかなかった。社会的な信用を失うというのはこういうことなんだと
思い知った。当然、毎月の携帯代金は嫁の銀行口座からの引き落としとなっている。
生命保険の契約は「私の名前で契約できた」
生命保険も少しでも安い保険料になるよう見直すことになり、新しい保険会社との契約になったが
ここでは私の名前で契約できた。生命保険契約という性格上、保険料は私の口座からの引き落としに
なり、毎月の保険料を支払っている。
我が家では、自己破産のあとの生活費の引き落としが、社会的な信用が必要な契約は嫁の口座、
それ以外の公共料金などの引き落としは私の口座からと、夫婦で手分けして生活費を支払っている。
自己破産あとの生活は、配偶者の協力なくしては難しいと感じる。