破産管財人からの指示

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家計簿の収支の調査

破産手続きに入ると、破産管財人から家計簿の提出が求められます。家計の収支バランスを見るためと

思われますが、家計に無駄な出費がないかのチェックが入ります。この家計簿調査では、どうしても嫁の

協力がないと全ての生活費の正確な数字がわからないので、嫁にも自己破産手続きをしていると話す

必要があります。家族にすべて内緒で自己破産手続きをすることは、なかなか難しいと

思われますので、このタイミングで正直に相談し自己破産手続きへの協力を仰ぎましょう。

家計簿の提出といっても数か月分でOKということで、直近3ヶ月間の家計簿を提出しました。

必要以上の無駄な出費がないか

家計簿を提出するとまもなく破産管財人から連絡があり、事務所に呼び出されました。といっても

手続き期間中は月に数回は破産管財人の弁護士事務所に顔をだしていましたので、その

タイミングだったのですが。「携帯電話代金が少し高いね。もっと安く抑えられるよ。」との

指摘。当時は格安携帯がでる前でしたので、携帯代金に1台につき1万円以上の料金を

支払っていました。なるほど、、このようにして他の生活費にも無駄な出費がないかの指摘が

数か所ありました。

自己破産手続きで、家計簿を継続的につけなければならないかというと、そうではなく

数か月分のみのチェックなので、それほど大きな負担にはならないかと思います。

古い休眠口座の存在

この記事での番外編になる内容ですが、家計簿調査と並行して、はるか数十年前に地元の地方銀行に

開設していて長く使っていなかった銀行口座の存在が破産管財人から指摘されました。

隠し口座と疑われてはいけないので、すぐに銀行に行き、その口座の残高証明を発行してもらい、

あわせて解約もしました。

自己破産手続きでは、その過程でいろいろな過去の副産物があり、まさにこれまでの

自分の人生を見直し清算をしている気持ちにさせられます。

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